研究課題
基盤研究(C)
本研究では、メダカ及びその近縁種の種間雑種で性転換個体が生じる現象に着目して、メダカの性決定遺伝子Dmyに始まる性決定過程に関与する遺伝子の機能について検討した。その結果、メダカ近交系Hd-rR♀とハイナンメダカ♂との雑種からは性転換個体が出現するのに対してHO4C♀とでは出現しない原因を両系統間の多型を利用して解析し、Dmyの発現量制御に関わる遺伝子が、連鎖群17上の624KBの領域に存在することを明らかにした。現在、その遺伝子の同定を目指した研究を継続している。
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