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2010 年度 実績報告書

線虫の軸索ガイダンス分子およびその受容体の局在機構

研究課題

研究課題/領域番号 21570230
研究機関横浜市立大学

研究代表者

小倉 顕一  横浜市立大学, 医学部, 助教 (20326028)

キーワード軸索ガイダンス / C.elegans / Netrin / 線虫 / UNC-5 / 局在機構 / 神経
研究概要

脳をはじめとする神経回路網は、神経細胞が他の神経細胞や筋肉細胞へと正確に軸索を伸長し、それらと正確に接合することにより形成される。軸索ガイダンス分子は、伸長する軸索に対し位置情報を提示し、その位置情報は、軸索先端の成長円錐に存在する軸索ガイダンス分子受容体により受容される。Netrin、Slit、Semaphorin等の軸索ガイダンス分子、および、それらの受容体が同定されつつあるが、神経細胞の多種多様な軸索走行パターンは、軸索ガイダンス分子、および、その受容体の多様性だけでは、到底説明できない状況にある。この状況を打開する仮説の1つは、軸索ガイダンス分子、および、その受容体には特異な局在機構が存在し、それが軸索走行の多様性を生み出しているというものである。事実、近年、この仮説を裏付ける報告が出始めている。しかしながら、軸索ガイダンス分子、および、その受容体の局在機構はほとんど明かとなっていない。本研究では、モデル生物である線虫C.elegansを用いて、それらの局在機構の解明を目指す。
今回、我々は、軸索ガイダンス分子UNC-6/Netrinおよびその受容体であるUNC-5の局在制御分子UNC-51の変異を抑制する変異体の解析を行った。一方、軸索ガイダンス分子UNC-6/Netrinの局在に異常を持つ変異体の解析を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Mutation in a mitochondrial ribosomal protein causes increased sensitivity to oxygen with decreased longevity in the nematode Caenorhabditis elegans.2011

    • 著者名/発表者名
      小倉顕一
    • 雑誌名

      Genes to Cells

      巻: 16 ページ: 69-79

    • 査読あり
  • [学会発表] Isolation and characterization of unc-51 suppressor mutants in C.elegans2010

    • 著者名/発表者名
      小倉顕一
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫)
    • 年月日
      2010-12-08

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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