研究課題
基盤研究(C)
温帯や寒帯地域の多くの越冬性植物は、弱い低温に曝されることで生理的・発育的変化が誘導され、耐凍性を獲得する。この機構は低温順化反応と呼ばれ、コムギやオオムギなどでは越冬性を支配する重要な農業形質の一つである。本研究では、イネ低温適応機構の解明を目的として、これまで厳密に評価されてこなかったイネの低温順化反応性に着目し遺伝解析を行うとともに、寒冷地帯での適応的意義と新たな育種形質としての農業的価値について評価を行った。
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