研究課題
基盤研究(C)
山形県の県花でもあるベニバナの系統解析と遺伝的特徴の解明を行った。その結果、(1)ベニバナ属は、栽培ベニバナを含むグループと倍数性種を含む野生種のみからなる2グループに大別され、両グループ間は遺伝的に遠いこと、(2)山形県で栽培されている品種「最上紅花(もがみべにばな)」は、品種の中に遺伝的多様性が存在し、農家の自家採種によりそれが維持されていること、(3)アジアの栽培ベニバナは、東西の地理的分化が見られ、最上紅花は朝鮮半島由来の系統に遺伝的に近いこと、が明らかになった。
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Journal of Oilseeds Research
巻: Vol.29 ページ: 6-9