研究概要 |
CAMの概日リズム制御機構を分子レベルで明らかにするために, 3種CAM植物(セイロンベンケイソウ,ハナガサベンケイソウ,アイスプラント)からCAM関連遺伝子(ppcD, Ppck, Ppc1, McPpck1, Mod1)のプロモーターを単離した.これらプロモーターは,アブシジン酸,エチレン,水ストレス,塩ストレス応答,及びMyb結合領域,光応答因子Dof結合領域,時計遺伝子発現調節領域を含んでいた.レポーター遺伝子を用いた一過性発現解析を行い, McPpck1の転写調節部位が転写開始コドン上流-1600bp~-1100bpにあることを明らかにした.遺伝子の機能解析のためにin planta法による形質転換法を確立した.成長点,脇芽,種子にアグロバクテリウムを介して遺伝子を導入した.形質転換効率はそれぞれ,約20%, 90%,及び70%であった.
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