転換火山灰土水田で、1993年度から施肥条件を無施肥2区(稲切株・イナワラ)と施肥7区(化学肥料・土着菌ボカシ・EMボカシ・化学肥料実肥区・牛糞堆肥・牛糞堆肥+化学肥料等)の9種類に変更した施肥試験区を、16年目の2009年度以降5年間全試験区を無施肥でミネアサヒを20年間無農薬栽培した。 その結果、施肥期間中には移植後の葉身SPAD値と1株茎数の推移、収量と収量構成要素、精玄米中の蛋白質含量と品質評価値には無施肥2区と施肥7区間には顕著な差異がみられたが、無施肥にするとこれらの区間差は1年目以降で消失し続け、15年間の連用施肥残効は1年目で消失することが分かった。
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