研究課題
基盤研究(C)
フロックス属のキキョウナデシコ品種はシバザクラ品種に比べて色幅が広かったが、キキョウナデシコが6種類のアントシアニジンを合成するのに対してシバザクラでは2種類のみであることが原因であった。キキョウナデシコ品種のシアニジン系とマルビジン系色素の違いはF3'5'H遺伝子の発現の差が原因であり、遺伝子の上流配列の違いによることが示唆された。シバザクラ品種の葉緑体DNAの塩基配列から、品種の成立にはシバザクラ以外の種も関与している可能性が示された。
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園芸学研究
巻: 9巻(別冊1) ページ: 423