木粉や竹粉に柿の渋み成分(カキタンニン)とタンパク質(ミルクカゼイン)を加えて、酵素類似触媒を利用して新規素材を作成して、それらを加熱、圧縮することによって、エコ茶碗等の成型品を作成することに成功した。更に、それら以外に現在の食品や飲料産業から産業廃棄物として排出されていた多量のバイオマスの利用を検討した。それらは各種の特性から4種類に分類することができ、相互にブレンドすることによって、タンパク質や酵素類似触媒を添加することなく、従来品に近い、天然物100%の成型品ができることを実証した。現在、鹿児島県の民間企業に試作委託をした半自動の成型装置を用いて、量産化の問題点を洗い出している。
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