研究課題
基盤研究(C)
球根植物チューリップ(Tulipa gesneriana L. cvs. GudoshnikおよびApeldoorn)を対象にオーキシンの作用を中心に花茎生長制御について解析すると共に、ガム物質形成機構の解析を行い、以下の結果を得た。(1)暗所で生育させた黄化花茎と自然条件下で生育させた花茎の生長に対するオーキシン、オーキシン極性移動阻害剤、およびオーキシン作用阻害剤等の影響を比較検討し、黄化花茎の生長におけるオーキシンの重要性を明らかにした、(2)花茎生長および開花におけるオーキシンの役割を明らかにする目的で、不完全な低温処理を施した球根にオーキシン極性移動阻害剤であるトリヨード安息香酸を処理した結果、花茎の生長と開花が促進されることを見出した、(3)球根においてはジャスモン酸類(JAs)処理によってガム物質が形成される。JAsと他の植物ホルモンとの相互作用を検討した結果、ジベレリンがJAs誘導性のガム物質形成を促進すること、などを見出した。
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