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2009 年度 実績報告書

放線菌遺伝子水平移動機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21580090
研究機関信州大学

研究代表者

片岡 正和  信州大学, 工学部, 准教授 (90332676)

キーワード微生物遺伝 / ゲノム進化 / 放線菌 / 接合伝達 / TraB / 局在 / 発現
研究概要

TraBタンパク質発現の時空間制御の解明
【目的】放線菌は、気中菌糸の形成など高度な分化を示す。TraBが分化していく放線菌コロニー内での発現をリアルタイム解析手法で明らかにし、TraB発現の時空間制御を解明する。
【成果】放線菌遺伝子水平移動の中心的役目を持つTraBのリアルタイム追跡プローブTraB-GFPを作製し、その局在や発現をリアルタイムで検出する系を構築した。
局在決定ドメインの決定
【目的】TraBは膜に局在していることは、その機能からも我々の結果(Mol.Microbiol.1996)からも明確であるが、膜局在に必要なドメインは、見つかっていない。TraBの機能構造を明らかにするため、膜局在ドメインを決定する。
【成果】前年度に作製したTraB領域に様々な欠失変異を持つTraB-GFP融合タンパク質発現系を構築した。しかし発現が思わしくないため、発現系の最適化を行っている。
TraBタンパク質のATP結合ドメインの機能
【目的】TraBタンパク質によるDNA輸送の際のエネルギー供給を明らかにするためATP結合ドメインの活性とDNA輸送との関連を調べる。
【成果】TraBの大腸菌を用いた発現系を構築し、精製TraBを得た。TraBのATPase活性をATP transporterの活性測定法を用いて検出した。さらにサンプル数を増加させ、データを確実なものとするため、マカライトグリーンを用いた活性測定法を検討している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 放線菌伝達性プラスミドpSN22のcis-acting Locus of transfer(clt)の解析2010

    • 著者名/発表者名
      宮武徹・片岡正和
    • 学会等名
      日本農芸化学会大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-03-28
  • [学会発表] 人類は生命を設計できるか?分解から組み立てへ2009

    • 著者名/発表者名
      片岡正和
    • 学会等名
      日本遺伝学会大会 ワークショップ
    • 発表場所
      長野
    • 年月日
      2009-09-17
  • [学会発表] 放線菌伝達性プラスミドpSN22のcis-acting Locus of transfer(clt)の解析2009

    • 著者名/発表者名
      宮武徹・片岡正和
    • 学会等名
      日本放線菌学会大会
    • 発表場所
      秋田
    • 年月日
      2009-07-16
  • [備考]

    • URL

      http://www.kankyo.shinshu-u.ac.jp/~kataokalab/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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