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2010 年度 実績報告書

松枯れに強いマツの抵抗性に関する遺伝資源量と地理的変異の推定

研究課題

研究課題/領域番号 21580193
研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

倉本 哲嗣  独立行政法人森林総合研究所, 林木育種センター九州育種場, 研究室長 (30370860)

研究分担者 大平 峰子  独立行政法人森林総合研究所, 林木育種センター九州育種場, 主任研究員 (40370861)
キーワードマツ材線虫病 / マツノザイセンチュウ / マツ家系 / 抵抗性クロマツ
研究概要

1.解析対象マツ林の選定とマツノザイセンチュウの収集とサンプリング
九州各地に存在しているマツ林から,マツ材線虫病の被害度および球果結実状況を調査した上で,福岡県1箇所,佐賀県1箇所,長崎県1箇所,熊本県3箇所,大分県2箇所,宮崎県2箇所および鹿児島県1箇所から球果を採取した。
2.マツノザイセンチュウ接種用苗の育苗
平成22年3月に播種した系統の苗を、平成23年7月に接種検定に向けて、平成23年3月に移植した。また、九州7県から収集したマツ球果のうち,十分な種子がとれた合計160母樹からの種子を平成23年3月に播種した。
3.各母樹のマツ材線虫病抵抗性評価の変動要因について
平成23年度に行う九州各地のマツの抵抗性評価について、その能力変動要因をある程度把握するため、マツ採種園から得た自然交配家系に対する生存率の変動要因を推定した。その結果、これまでいわれているような接種検定時の気象条件はあまり影響が無く、種子を形成する際の受粉・開花期の気象条件(降水量)に影響されていることが推測された。これは花粉の飛散状況が変動するためと推測された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] マツノザイセンチュウ接種検定後の抵抗性クロマツ自然交配家系の生存率と接種前後の期間および開花期間の降水の関係2010

    • 著者名/発表者名
      倉本哲嗣、平岡裕一郎、大平峰子、岡村政則、藤澤義武
    • 雑誌名

      日本森林学会誌

      巻: 92 ページ: 120-123

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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