研究課題
基盤研究(C)
ナマコの重要な経済形質である疣足形質の選抜育種に資するため、本形質の遺伝性を検討した。親子集団の比較から、疣足の数は遺伝形質であることが示唆され、さらにマイクロサテライトDNA分析により親子判別が可能であることが判明した。国内8野生集団の疣足形質を調べたところ、北海道内浦湾産の疣足数が最も多かった。疣足長では、兵庫県浜坂産のものが最も長かった。これらの結果は、優良な育種素材を探索する上で重要な知見を与えるものである。
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Biophilia
巻: 7巻 ページ: 22-25