2011 年度研究成果報告書

海産有毒プランクトンに寄生する真菌(ツボカビ)の分類と生態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号	21580239
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	補助金
応募区分	一般
研究分野	水産学一般
研究機関	独立行政法人水産総合研究センター
研究代表者	山口峰生独立行政法人水産総合研究センター, 瀬戸内海区水産研究所・環境保全研究センター, 主幹研究員 (00371956)
研究期間 (年度)	2009 – 2011
キーワード	菌類 / ツボカビ / 有毒プランクトン / 寄生
研究概要	海洋における麻痺性貝毒の原因プランクトンであるアレキサンドリウムは生活史の一時期に休眠細胞を形成するが,それから発芽した細胞に寄生する菌類を発見した。その正体を明らかにするため,菌体,遊走子の微細構造およびリボゾーム遺伝子を解析した。その結果,本菌はツボカビの一種であることが明らかとなった。本研究により,海産植物プランクトンに寄生するツボカビが初めて明らかになり,海洋生態系においても寄生性ツボカビが重要な役割を果たしている可能性が示唆された。