• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

北海道の農山村集落における元農業者の生活・労働実態の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21580276
研究機関北海学園大学

研究代表者

佐藤 信  北海学園大学, 経済学部, 教授 (60269173)

キーワード北海道 / 集落 / 過疎 / 高齢者 / 生活
研究概要

本年度は、北海道北部の音威子府村において、全世帯対像のアンケート調査および元農業者を中心とするヒアリング調査を行った。具体的には、まず同村住民課の協力の下、アンケート調査の配布を9月上旬に実施した。アンケート用紙は、本学学生の協力を得てポスティング方式で配布し、遠方に居住する住民へは郵送方式で行った。回収は郵送方式によったが、最終的に192人から年内に回収できた。ヒアリング調査にあたっては、調査票を8月末に作成するとともに、9月中旬の3日間をかけて、本学学生・大学院生および名寄市立大学保健福祉学部学生の協力の下に実施した。対象者は、市街集落および咲来集落の65歳以上の夫婦と単独世帯あわせて111世帯であったが、ヒアリング可能であったのは30世帯に留まった。
これらの調査のうち、アンケート調査については、今年度内に入力を終了し分析をすすめている。ヒアリング調査については、集計と分析をすでに終わらせている。これらの結果は次年度に論文化する計画である。
これら調査を通して今のところ明らかになった点を以下に列挙する。第一に、調査対象者の多くは最低限といえる生活費であるが、不足分を農産物の贈答や自家菜園で補充している点がみられた、第二に、健康維持のための様々な行動様式がみられたが、これは調査可能な対象者全般にみられる特徴であった。第三に、一定人数以下に減少する自治体にあっては、コミュニティ機能の維持が相当困難になっている事実が明らかになった。しかし、周辺住民の転居を促し、最低限のサービス機能を維持しているのも特徴的であった。次年度では、咲来集落の住民を対象とした補足調査を実施する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 食育、その誕生と現在2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤信
    • 雑誌名

      食生活

      巻: 104 ページ: 26-27

  • [図書] 学校給食における地産地消と食育効果2010

    • 著者名/発表者名
      内藤重之・佐藤信編
    • 総ページ数
      238
    • 出版者
      筑波書房
  • [備考] 佐藤信website

    • URL

      http://city.hokkai.or.jp/~ks9570/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi