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2009 年度 実績報告書

閉鎖型システムにおける植物生産の最適化

研究課題

研究課題/領域番号 21580306
研究機関千葉大学

研究代表者

古在 豊樹  千葉大学, 環境健康フィールド科学センター, 客員教授 (90081570)

研究分担者 大山 克己  国立大学法人千葉大学, 環境健康フィールド科学センター, 准教授 (20456081)
キーワード施設園芸 / 植物工場 / エネルギー / 物質収支 / 投入資源利用効率
研究概要

本研究の目的は、(1)自然光利用の温室(以下、温室システムと呼ぶ)に関する光利用効率などと閉鎖型システムのそれらの効率を比較し、その比較により、(2)苗生産・葉もの生産に関しでは、「閉鎖型システムは、高品質で安全な生産物が安定的に低コスト・省スペース・省力的に得られるだけでなく、閉鎖型システムの方が温室システムより省資源的かつ環境保全的であり、閉鎖型システムで必要となる照明と空調に必要な電気エネルギーは、苗当たり400kJ(キロ・ジュール)程度であり、エネルギー・物質収支から見ればわずかである」との申請者の仮説を多面的に検証することであり、また既存文献からでは得られないデータは、実験と理論的考察により求めることであった。
上述の光利用効率を、光-光合成曲線の低光強度部分における直線勾配から得られる、光利用効率の理論的最大値と比較して、現実の光利用効率と理想的環境条件における光利用効率の差異をもたらす原因の中から改善可能な環境改善・栽培システム改善を考察した。上記の考察から、自然光温室における環境制御の新しい方法を提案し、米国、カナダ、中国および日本のシンポジウムなどにおいて公表した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「市民科学」の構築に向けて2010

    • 著者名/発表者名
      古在豊樹
    • 雑誌名

      BIO City No.44

      ページ: 96-105

  • [雑誌論文] サステイナビリティと閉鎖型植物生産システム人工光型植物工場22010

    • 著者名/発表者名
      古在豊樹
    • 雑誌名

      サステナ 14号

      ページ: 72-75

  • [雑誌論文] 「農」と「市民」を基盤とした文化・学術2009

    • 著者名/発表者名
      古在豊樹
    • 雑誌名

      文化看護学会誌 Vol.1, No.1

      ページ: 52-59

  • [雑誌論文] サステイナビリティと閉鎖型植物生産システム人工光型植物工場12009

    • 著者名/発表者名
      古在豊樹
    • 雑誌名

      サステナ 13号

      ページ: 56-59

  • [学会発表] Intergrative Environmental Control using Heat Pumps for Reductions in Energy Consumption and CO_2 Gas Emission, Humidity Control and Air Circulation-Conceptual Framework2009

    • 著者名/発表者名
      T.Kozai, K.Ohyama, Y.Tong, P.Tongbai, N.Nishioka
    • 学会等名
      GreenSys 2009 (ISHS Symposium)
    • 発表場所
      Quebec, Canada
    • 年月日
      2009-06-17
  • [図書] 太陽光型植物工場-先進的植物工場のサステナブルデザイン2009

    • 著者名/発表者名
      古在豊樹編蓍
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      オーム社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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