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2009 年度 実績報告書

自動追尾方式を利用した移動体認識・解析システムによる放牧牛の行動解析

研究課題

研究課題/領域番号 21580321
研究機関北海道大学

研究代表者

中辻 浩喜  北海道大学, 大学院・農学研究院, 講師 (90217761)

キーワード放牧 / 乳牛 / 行動 / 移動軌跡 / 自動追
研究概要

本研究は,放牧地にネットワークカメラを複数設置しこの画像を無線LANで基地パソコンに送信し,自動追尾方式を利用した移動体認識・解析システムによる行動解析の可能性を検討する。これにより,集約放牧における放牧乳牛のFSレベルでの移動軌跡と植生との関係を明らかにすることを目的とした。
本年度は,一連のシステムテムを確立するための基礎的検討を行った.乳牛4頭を放牧し,それぞれの放牧区に4台の高解像度ネットワークカメラを設置し,放牧時間内1時間の行動をネットワークカメラで記録した.ネットワークカメラとは別に,放牧区を見渡せる近隣の建物の高位の場所(北海道大学大学院理学研究院建物,14階)にハイビジョンカメラを設置し,放牧牛の移動を記録した。同時に、精度60cmのディファレンシャルGPSを供試牛のうち3頭に装着し,その位置情報精度の確認を行う.
これらの予備的検討の結果、高精度GPSによりフィーディングステーションレベルで乳牛の位置譲歩を正確に測定でき、このデータを用いて種々の牛の放牧地での採食戦略にかかわるデータを収集可能となった。さらに、牛群内の優劣順位や、リーダーフォロワーの関係が群全体の移動に関わる様式について詳細な検討が可能となった。しかし、自動追尾システムにおいて根幹となる画像情報と位置情報の対応が今年度の結果のみでは成功しておらずさらなる基礎的検討が必要となった。
来年度は、これらの基礎的手法の確立を目指しさらに、画像情報とGPS情報の対応方法を模索する実験を行う必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放牧牛群の食草時におけるFeeding Patch間移動における先導追従関係の評価2010

    • 著者名/発表者名
      多田信吾・中辻浩喜, ほか
    • 学会等名
      応用動物行動学会
    • 発表場所
      明治大学
    • 年月日
      2010-03-30

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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