• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

自然免疫による家禽生産技術の評価と効率的生産技術構築

研究課題

研究課題/領域番号 21580322
研究機関公立大学法人山形県立米沢女子短期大学

研究代表者

高橋 和昭  公立大学法人山形県立米沢女子短期大学, 健康栄養学科, 教授 (80183440)

キーワード家禽 / 畜産学 / 免疫学 / ストレス / 評価法
研究概要

目的:平成22年度の試験では、孵化後飼料給与条件(給与開始時間)を用いた試験系すなわち、孵化後すぐ、24時間、48時間後に飼料給与を開始する。そして免疫機能・応答が成熟する第一段階である4日齢時と第二段階である7日齢そして14日齢以降で自然免疫担当細胞が多く存在する組織器官(ファブリシュウス嚢・腸管)を採取し、獲得免疫に関わるサイトカイン発現量そして自然免疫に関わるサイトカイン発現量を測定し免疫系に対する飼料給与開始時期の影響について検討し、機能・応答の数値化と標準化の基礎データー得ることを目的とした。
結果:(1)4日齢時と、7日齢そして14日齢のメッケル憩室付近(小腸中間部)の獲得免疫、自然免疫そして菌体成分受容体関連mRNA発現量は、孵化後24時間からの飼料給与が、孵化直後や孵化後48時間後の給餌より、統計的高いか、高い傾向にあった。(2)T細胞数の指標であるCD3、リンパ細胞やマクロファージ活性化に関与するインターフェロンγ、リンパ機能調節型のインターロイキン-10、菌体成分受容体のトール様受容体 mRNA発現の変動が大きかった。(3)14日齢のファブリシウス嚢の獲得免疫、自然免疫そして菌体成分受容体関連mRNA発現量は、孵化後24時間からの飼料給与が、孵化直後や孵化後48時間後の給餌より、統計的高いか、高い傾向にあった。特にリンパ細胞数にかかわる因子のmRNA発現の差は有意であった。
結論:孵化後の飼料給与開始時期が腸管免疫変動にかかわる因子であることを明らかにした。孵化後24時間付近の飼料給与開始は腸管免疫の発達に有効考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ブロイラーの炎症関連遺伝子発現に及ぼす補足メチオニン源の影響2010

    • 著者名/発表者名
      高橋和昭・宮崎悠
    • 学会等名
      日本家禽学会
    • 発表場所
      信州大学(長野県)
    • 年月日
      20100900

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi