研究課題
基盤研究(C)
本研究課題はニワトリの肝臓においてコラーゲン線維量と肝星細胞の特徴を雌雄間で比較し、また胚発生ならびに初期成長過程におけるコラーゲン線維の蓄積と肝星細胞の分布特性の変化について検討を行ったものである。その結果、成熟したニワトリの肝臓では雄において雌よりもコラーゲン線維の蓄積が多く、これは肝星細胞の密度と細胞活性が関与していることが示唆された。この雌雄間における違いは胚発生過程においては認められず、艀化後8週齢に至るまでに発現することが明らかとなり、その要因として雄性ホルモンによるコラーゲン合成の促進ではなく雌性ホルモンであるエストラジオールの合成抑制作用が存在する可能性が示唆された。
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Animal Science Journal
巻: 82 ページ: 759-763
巻: 80 ページ: 451-459
Animal Science Journal, in press