研究課題
化学物質誘発ラット膀胱癌組織内新生血管内皮細胞・周細胞の採材。化学物質誘ラット膀胱発がん作成方法: 8 週齢Wistar雄ラットに0.05% BBNを10週間飲水投与を行った後、24 週間のプロモーター期間を設け膀胱癌組織を作製に成功した。その後、マトリックス・ピル(TGP)を膀胱内に移植したが溶解して摘出できなかった。次に、膀胱筋層にTGPを移植した。移植後にTGPの摘出は成功したが、膀胱癌組織は筋層内まで浸潤していなかった為に、TGP内に膀胱癌由来の新生血管を得ることはできなかった。膀胱癌の進展度が低い時期にマトリックス・ピルを移植したことが問題であると考え。現在、プロモーター期間を24 週間から48週間に延長して、筋層まで浸潤する膀胱癌の作製を行っている。癌由来の新生血管の確保はできなかったが、炎症に起因するであろう新生血管を回収できたので、同新生血管を対象としてTGP血管新生法の開発実験を行っている。TGPは10℃以下で水溶液状のゾル状態に、25℃以上でゲル状態になる特性を持つ細胞培養用培地である。25-27℃で8x3mm のTGP-disc を作製し無菌的にラットに埋め込む。熱可逆性ゲルポリマーを埋め込み、癌新生血管が侵入した時点で摘出後培養して24 ウエルプレート底部に靜置したのち、プレート内上部TGPに添加して重層培地を作製し、37C インキュベータ内で3 次元培養を行った。培養24,48,72 時間後にAngiopietin-1タンパク・mRNAを摘出して解析を行った。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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