研究課題
基盤研究(C)
経口投与された糖質は、消化酵素により単糖に分解された後、小腸膜上に局在するNa_+/糖共輸送体(SGLT1)を介して能動的に吸収される。さらに糖質は、小腸に存在するL細胞を刺激し、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の血中への分泌、GLP-1による膵臓ss細胞の刺激を介して糖依存性のインスリン分泌を促進する。我々は、配糖体を側鎖に持つ高分子複合体を合成し、そのSGLT1阻害作用とGLP-1分泌促進作用の有無を検証した。その結果、末端にカルボキシル基を持つポリアミドアミンデンドリマーにアルブチンを結合させた複合体は、両作用を併せ持つ新しいタイプの経口抗糖尿病薬のシーズとなる可能性が示された。
すべて 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件)
Eur. J. Pharm. Biopharm
巻: 75(3) ページ: 366-374
Mol. Pharmaceutics
巻: (in press)