研究課題
基盤研究(C)
我々は、破骨細胞のV-ATPase(液胞型プロトンポンプ)が、a3とd2イソフォームの組合せから成る特異的な構造を持つことを明らかにした。破骨細胞において、a3を持つV-ATPaseはリソソーム膜に局在し、リソソームが形質膜へ移動して骨吸収の場を形成するのに必須であった。また、V-ATPaseの作動機構を酵素一分子で観察する実験系と、触媒ドメインとプロトン輸送路の会合状態を検討する系を確立した。これらの実験系は、V-ATPaseのイソフォーム構成の違いによる作動機構や活性調節の差異を解析し、多様な酸性環境の形成機構を解明するために不可欠である。
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Biochim, Biophys. Acta, 17^<th> European Bioenergetics Conference
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