研究課題
基盤研究(C)
アクチン結合タンパク質であるエズリンは,細胞内で膜タンパク質と細胞骨格とを有機的に連結して,上皮細胞の頂端膜や神経組織の形態形成に働く。近年になって,エズリンがホルモンや細胞内シグナルに応答した膜融合や,エンドサイトーシス,エキソサイトーシス,特定の膜輸送タンパク質の細胞表面へのターゲッティングに関わることが明らかにされた。本研究プロジェクトでは,エズリン遺伝子を改変したノックダウンマウスなどを用いて,主に動物個体におけるエズリンの上皮組織構築,上皮輸送調節,腫瘍の発生,進展に対する役割を検討した。その結果,エズリンが消化管の組織構築,腎臓におけるリン酸代謝や,ガンの進展に対して重要な役割を果たすことを見出した。
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