研究課題
基盤研究(C)
ヒトiPS細胞の内胚葉分化誘導系を用いて内胚葉分化に関与する新規遺伝子の単離を試みた。その結果、Runx1遺伝子の発現が中内胚葉から内胚葉への分化過程で消失し、内胚葉特異的遺伝子であるFoxa2およびSox17の転写調節領域(プロモーター領域)に実際に結合し、その転写を負に制御していることが示された。同時に、Runx1遺伝子の転写能を阻害することにより、Foxa2、Sox17、GATA4等の内胚葉関連遺伝子の転写が活性化された。したがって、Runx1は中胚葉形成に重要であることは既に知られているが、本研究により内胚葉への分化も積極的に抑制していることも明らかとなった。
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