研究課題
基盤研究(C)
生薬シコンの有効成分であるシコニンは、Sykキナーゼ阻害作用等により優れた抗炎症作用を示す。アルツハイマー病やパーキンソン病等の神経変性疾患が慢性炎症に起因する可能性が示唆されたため、シコニンによるこれらの疾病の予防と治療について疾患モデル動物等を用いて検討した。その結果、アルツハイマー症及びパーキンソン病の2つの症状を同時に発症したモデルマウスにおいて、認知症状の改善効果は明らかではなかったが、シコニン経口投与開始2ヶ月後においてパーキンソン症状の改善効果が示唆された。
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J. Pharmacol. Sci.
巻: 112(3) ページ: 343-351