• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

ラパマイシン標的経路の因子は発生期の細胞分裂、形態形成を制御するか?

研究課題

研究課題/領域番号 21590195
研究機関九州大学

研究代表者

廣瀬 英司  九州大学, 医学研究院, 助教 (40380620)

研究分担者 稲井 哲一朗  福岡歯科大学, 教授 (00264044)
中條 信成  九州大学, 理学研究院, 助教 (90294876)
鳴瀬 善久  明治国際医療大学, 医学教育研究センター, 准教授 (00326216)
小島 拓哉  東京大学, 農学生命科学研究院, 助教 (90346312)
キーワードRagGTPase / アフリカツメガエル(X.laevis) / 線虫(C.elegans) / splicing variant
研究概要

哺乳類RagGTPase、RagA/BとRagC/Dに相当するアフリカツメガエル(X.laevis)の2遺伝子(XRag1/2)の配列情報により、その翻訳抑制が期待できるモルフォリノアンチセンスヌクレオチドを合成し受精卵に注入して発生における両蛋白質の機能の検出を試みた。結果、抑制が不十分であったため両遺伝子の非翻訳領域(特に5'側上流域)の配列を再検証すべく、cDNAを再取得し、RACE法による配列決定に供した。
また酵母を用いた他グループの知見により、Vam6がRagGTPaseであるGTR1のGEF(グアニンヌクレオチド交換因子)であり、この反応を通してTORC1を活性化している事が解明されたので、我々はそのVam6の哺乳類相同体であるmTgfbrap1のcDNAをマウスより分離し、並行してマウスのRag(mRagA,B,C,D)を発現ベクターに組み込んでHEK293細胞に遺伝子導入して発現させ、その挙動を血清飢餓・血清刺激の前後で調べた。その結果、p70S6K(T389)のリン酸化で検出するmTORの活性化がRagGTPase(特にmRagA,Dのコンビネーション)との共発現したときに血清飢餓状態と血清刺激後のともに上昇すること、このときmTgfbrap1とmRagA,B,C,Dが結合していること、さらにこのときRagC,Dに修飾が入り高分子側にシフトすることを見いだした。この結果は栄養状態に依存した細胞増殖経路においてRagGTPaseのグアニンヌクレオチドサイクル、即ちGTP型やGDP型が細胞増殖の栄養依存性、あるいは感受性を修飾する可能性を示唆する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The protoplasmic or exoplasmic face association of tight junction particles cannot predict paracellular permeability or heterotypic claudin compatibility.2010

    • 著者名/発表者名
      Inai T, et al.
    • 雑誌名

      Eur J Cell Biol.

      巻: 89(7) ページ: 547-56

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi