上皮間葉相互作用を制御するシグナル経路におけるSox13の役割

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21590224
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 解剖学一般(含組織学・発生学)
• 研究機関: 日本医科大学
• 研究代表者: 長田 真一 日本医科大学, 医学部, 助教 (00244484)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 細胞分化 / 組織形成 / 発生・分化 / 毛包形成 / 転写因子 / Sox

研究概要

毛は、成長期、退行期、休止期からなる周期を繰り返して成長する。本研究は、細胞の運命決定、分化関わる転写因子Sox13の役割を、独自に作製したSox13変異マウスを用いて解析した。その結果、Sox13の発現は毛周期の間にダイナミックに変化し、Sox13が毛周期の新たなマーカーとして有用であること明らかになった。Sox13の周期性を制御するメカニズムの解明は、脱毛症の病因解明に役立つ可能性がある。

研究成果

• [雑誌論文] Progranulin, a secreted tumorigenesis and dementia-related factor, regulates mouse hair growth (2009)
  • 著者名/発表者名: K ato M, Hasunuma N, Nakayama R, Takeda J, Itami S, Taira M, Manabe M, Osada S
  • 雑誌名: J Dermatol Sci 巻: 53 ページ: 234-236
  • DOI: Doi:10.1016/j.jdermsci.2008.10.002
  • 査読あり
• [学会発表] 毛周期におけるSox13の発現解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 能登舞、蓮沼直子、眞鍋求、長田真一
  • 学会等名: 第110回日本皮膚科学会総会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2011-12-10
• [学会発表] 表皮の極性形成のメカニズム (2011)
  • 著者名/発表者名: 長田真一、秋本和憲、大野茂男、川名誠司
  • 学会等名: 第110回日本皮膚科学会総会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2011-04-10
• [学会発表] Progranulin, a secreted tumorigenesis and dementia-related factor, is required for melanocyte development (2009)
  • 著者名/発表者名: 長田真一、大森慎也、稲森雅子、川名誠司、平良眞規
  • 学会等名: 第34回日本研究皮膚科学会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2009-12-04
• [学会発表] Progranulin, a secreted tumorigenesis and dementia-related factor, is required for neural crest formation (2009)
  • 著者名/発表者名: Osada, S., Ohmori, S., Inamori, M., Kawana, S. and Taira, M
  • 学会等名: 15th Meeting of the European Society for Pigment Cell Research
  • 発表場所: ミュンスター(ドイツ)
  • 年月日: 2009-09-22