研究概要 |
一次知覚神経のtransient receptor potential ankyrin 1活性化により細胞外のCa^2+流入およびp38 MAPKのリン酸化を介し,一次知覚神経の中枢,末梢端からサブスタンスP(SP)が遊離されることが示唆された.中枢端で遊離されたSPは二次知覚神経のNK-1受容体に作用することで疼痛,熱性痛覚過敏の伝達に関与し,また一次知覚神経の末梢端から遊離されたSPは末梢組織に発現しているSPのNK-1受容体に作用することで,浮腫,熱性痛覚過敏が引き起こされることが示唆された.
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