研究課題
基盤研究(C)
我々はこれまでに脳血管障害を併せ持つアルツハイマー病動物モデルを作成し、迷路学習障害などの記憶障害が増悪することを証明してきた。脳循環障害による認知症の発現にはTNFαやHMGB1など炎症性サイトカインの一過性上昇とこれに引き続く海馬CA1領域のアポトーシスが深く関わることが推測された。さらに抗炎症作用と抗アポトーシス作用を持つPPARγを活性化することにより空間記憶障害を改善できた。本研究より、PPARγagonist作用を持つ薬物が認知症治療薬となりうることが証明された。
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Brain Res
巻: 24 ページ: 125-32
Neurosci Lett
巻: 464(3) ページ: 151-5