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2012 年度 実績報告書

オーロラキナーゼの細胞分裂における機能とがんにおける異常の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21590331
研究機関岐阜大学

研究代表者

木村 正志  岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40260575)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワードオーロラキナーゼ / 細胞分裂 / 細胞死 / がん
研究概要

Aurora-Aなどの中心体タンパク質のRNA干渉により、紡錘体の異常と細胞死が起こるが、その細胞死過程の紡錘体形態やシグナル伝達(p53, Caspase, BubR1, Mad2など)を解析した。Aurora-A, TOG, Nineinなどのノックダウンにより細胞死は誘導されたが、gamma-tubulinやPCM-1のノックダウンは細胞死を引き起こさなかった。この細胞死はp53存在の有無には関係が無く、アポトーシスの特徴を示した。また、この細胞死には分裂停止やCHK2が必要であると考えられた(Cell Death and Disease, in press)。
また、AuroraとCDKの阻害剤であるJNJ-7706621の細胞分裂とチェックポイントへの影響を解析した。JNJ-7706621は、細胞周期をG1とG2期で停止させるが、高濃度では細胞死も引き起こした。また、JNJ-7706621を作用させると、ノコダゾールによる紡錘体チェックポイントが解除され、細胞質分裂を行わずにG1期に移行する。この時、チェックポイントタンパク質、PLK1、細胞質分裂制御タンパク質の細胞内局在に異常がみられた(Curr Cancer Drug Targets, 2012)。
FLJ00018はGβγにより活性化されるRhoGEFであるが、アクチンと相互作用することを見出した。アクチンにより、FLJ00018のシグナルが負に制御されていることも明らかにした(Cellular Signalling, 2013)。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Identification of a Rho family specific guanine nucleotide exchange factor FLJ00018, as a novel actin-binding protein.2013

    • 著者名/発表者名
      Sato K
    • 雑誌名

      Cellular Signalling

      巻: 25 ページ: 41-49

    • DOI

      10.1016/j.cellsig.2012.09.015

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Growth suppression and mitotic defect induced by JNJ-7706621, an inhibitor of cyclin-dependent kinases and aurora kinases.2012

    • 著者名/発表者名
      Matsuhashi A
    • 雑誌名

      Current Cancer Drug Targets

      巻: 12 ページ: 625-639

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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