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2010 年度 実績報告書

Tysnd1の機能解析とその病態発症ネットワーク

研究課題

研究課題/領域番号 21590344
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

岡崎 康司  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80280733)

キーワードTysnd1 / ペルオキシソーム / プロテアーゼ / 脂肪酸β-酸化
研究概要

昨年度においてはTysnd1欠損マウスの肝臓を用いて超長鎖脂肪酸のβ-酸化活性を測定し、Tysnd1の欠損により超長鎖脂肪酸のβ-酸化活性が低下する事を証明した。またTysndl欠損マウスおよび過剰発現マウスでの発現量の違いを発現アレイを用いて解析を行った.さらに、Tysnd1の基質となる酵素の同定をさらに行い、これまでに証明した4つの酵素以外にもTysnd1によって切断される酵素を同定した。
本年度は、Tysnd1欠損によるペルオキシソームタンパク質のプロセッシング機能の欠損が生体全体に及ぼす影響を調べる為、エネルギー代謝能、耐糖能、インスリン抵抗性の測定を行った。測定は、基本食または高脂肪食を野生型、Tysnd1欠損マウスそれぞれに与えて行った。呼気中の酸素と二酸化炭素の容積を測定し、呼吸商の算出を行ったが大きな差は見られなかった。耐糖能、インスリン抵抗性はTysndl欠損マウスと野生型マウスに有意差は見られなかったが、平均値ではTysnd1欠損マウスの方がインスリン抵抗性が高かった。また、Tysnd1欠損マウスの雄は不妊であったため、精巣、精巣上体、精子の詳細解析を行った。その結果、精子形態の異常がみられ、形態異常に少なからず影響があると思われる一部の分子種の脂質含有量の低下が見られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Tysnd1欠損マウスを使ったペルオキシソームプロセッシングプロテアーゼの機能解析2011

    • 著者名/発表者名
      水野由美
    • 学会等名
      第6回 Bone Forum in Hanno
    • 発表場所
      飯能市
    • 年月日
      2011-01-13
  • [学会発表] Tysnd1欠損マウスの解析2010

    • 著者名/発表者名
      水野由美
    • 学会等名
      BMB2010(第33回日本分子生物学会年会第83回日本生化学会大会合同大会)
    • 発表場所
      神戸市
    • 年月日
      2010-12-10

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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