研究課題
基盤研究(C)
クロマチン構成因子Cbx2に焦点をあて、核構造変換を介した新たなゲノム発現制御の分子機構解明を目指してきた。本課題では、成長期骨組織分化におけるCbx2の機能を明らかにした。Cbx2KOマウスは離乳期、長管骨骨密度が低下した。Cbx2KOマウス後肢長管骨骨髄由来RNAでは、骨芽細胞ならびに脂肪細胞分化特異的遺伝子の発現量変化を認めた。これらの表現型の浸透率は60?100%であった。マウス骨髄由来ストローマ細胞株ST2を用いたクロマチン免疫沈降法では、対象領域にCbx2およびH3K27me3ヒストン修飾を認めた。骨髄間葉系細胞分化特異的遺伝子を標的にしたCbx2による直接制御が強く示唆された。
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