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2011 年度 研究成果報告書

SLEモデルにおけるB1細胞遊走異常による免疫寛容破綻とその是正

研究課題

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研究課題/領域番号 21590430
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関東京大学

研究代表者

石川 昌  東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00159691)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワードSLE / ケモカイン / B1細胞 / 免疫寛容
研究概要

SLEの動物モデルであるBWF1マウスにおいて、B細胞ケモカインBLC/CXCL13の異所性高発現がB1細胞の遊走異常を引き起こすことが、病態形成に重要な役割を果たしていることを示唆するこれまで蓄積されてきた成績に基づき、発症初期のBWF1マウスに抗BLC/CXCL13中和抗体を投与したところ、生存曲線の改善を認めた。B1細胞はその強力な抗原提示能によりTFH様のヘルパーT細胞を誘導することが明らかになったが、中和抗体投与はTFHレベルや抗DNA抗体のレベルには影響を及ぼさず、血中IL-17レベルが著明に抑制された。以上の結果から、B細胞ケモカイン(BLC/CXCL13)は、SLE治療における分子標的として有用であることが示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Children's immunology, what can we learn from animal studies(3): Impaired mucosal immunity in the gut by 2, 3, 7, 8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD): A possible role for allergic sensitization2009

    • 著者名/発表者名
      Ishikawa S
    • 雑誌名

      J. Toxicol. Sci

      巻: 34 ページ: SP349-361

    • URL

      http://www.jtoxsci.org

    • 査読あり
  • [学会発表] ダイオキシンによる腸管免疫の破綻とアレルギー感作2009

    • 著者名/発表者名
      石川昌
    • 学会等名
      第16回免疫毒性学会シンポジウム「子どもと免疫」
    • 発表場所
      旭川市民文化会館、旭川,北海道
    • 年月日
      2009-08-27
  • [図書] ケモカイン. New薬理学改訂第6版2012

    • 著者名/発表者名
      石川昌、松島綱治
    • 総ページ数
      89-192
    • 出版者
      南江堂

URL: 

公開日: 2013-07-31  

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