臨床分離腸球菌株が生産するSec依存性IIa型バクテリオシンであるBac31とBac43について、Bac31遺伝子とBac43遺伝子とのキメラ型変異バクテリオシンを構築し解析を行った。これにより2つのバクテリオシン活性の差に影響を与えるアミノ酸残基を決定した。またバクテリオシンの発現(分泌)量に影響を与える因子として遺伝子コピー数、転写量、シグナル配列、宿主菌種があり、このうちシグナル配列が最も重要であった。遺伝子発現制御ベクターpHT7343Aを新たに構築し、これを用いてそれぞれの免疫因子遺伝子を確定した。
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