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2009 年度 実績報告書

刺激型抗TLR抗体を用いた免疫賦活作用と感染防御機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21590538
研究機関佐賀大学

研究代表者

木本 雅夫  佐賀大学, 医学部, 教授 (40153225)

研究分担者 福留 健司  佐賀大学, 医学部, 准教授 (50284625)
塚本 宏樹  佐賀大学, 医学部, 助教 (70423605)
キーワードTLR4/MD-2 / LPS / 刺激型抗体 / 自然免疫 / 感染防御
研究概要

本研究は、刺激型抗TLR抗体を用いて、その(1)サイトカイン産生・補助刺激分子発現誘導機序、(2)in vivoアジュバント様効果、(3)非特異的感染防御効果とその作用機序を解明し、刺激型抗TLR抗体によるヒトの感染防御と予防法の確立に向けた研究基盤を樹立することを目的とするものである。21年度はこの目的に沿って以下の研究をおこない結果を得た。
1.mAbの作製と特異性解析
すでに樹立したmAbに加えて、新たに刺激型mAbを作製し、その機能的スクリーニングをNFκBレポーター遺伝子発現屋、サイトカイン産生誘導能などを指標におこなった。また、抗体のエピトープ解析を行い、それぞれが異なったエピトープを認識することがわかった。
2.抗体のin vivoアジュバント様効果と機序解析
可溶性抗原卵白アルブミン(OVA)と刺激型抗体を同時にマウス免疫し、経時的に血中抗OVA抗体価を測定し、刺激型抗体がアジュバント効果を有することを明らかにした。この実験を行う過程で、刺激型抗体を抗原の免疫前に投与すると、抗体産生が抑制されることが新たにわかった。この機序について、解析を開始した。また、刺激型抗体による抗原特異T細胞増殖反応を測定したが、これまでのところ有意な効果は認められていない。さらに、in vitroリンパ球感作能についても、非免疫リンパ球を刺激型抗体と抗原とともに培養したが、明らかな感作を認めなかった。今後は、この刺激型抗体について、in vivoアジュバント効果および抗体の免疫前投与による抗体産生抑制の機序について解析をおこなうこととする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Effect of disease activity and corticosteroids on serum levels of soluble endothelial cell protein C receptor in patients with systemic lupus erythematosus. 20092009

    • 著者名/発表者名
      Koarada S
    • 雑誌名

      Mod Rheumatol.

      巻: 19(2) ページ: 173-179

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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