医療現場のニーズに即した臨床倫理サポート体制の確立に関する研究

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21590568
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 宮崎大学
• 研究代表者: 板井 孝一郎 宮崎大学, 医学部, 教授 (70347053)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 臨床倫理コンサルテーション / 倫理コンサルタント / 臨床倫理コーディネーター / 臨床倫理サポート / コア・コンピテンシー / コア・スキルズ / 倫理的アセスメント・スキル

研究概要

本研究では、単なる「理論的」研究の枠組みに留まるのではなく、米国・英国の倫理コンサルテーション・システム構築の現状を踏まえながらも、日本の医療現場において実効性のある「臨床倫理サポート」体制の確立のために必須と思われる課題を整理し、特に臨床倫理コンサルタントに期待される役割とその資質について、実践的観点からも明確にすることを目的としている。

研究成果

• [雑誌論文] 倫理的視点を意識したコンサルテーション (2012)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 雑誌名: がん看護 巻: 17-1 ページ: 7-9
• [雑誌論文] 困ったときの倫理コンサルテーション:SPIKESに沿って (2012)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 雑誌名: がん看護 巻: 17-1 ページ: 13-61
• [雑誌論文] プロフェッショナリズム教育とその実践の根底にあるもの (2012)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 雑誌名: 日本内科学会雑誌 巻: 101-1 ページ: 201-205
  • 査読あり
• [雑誌論文] ACP(事前ケア計画)としての事前指示」:患者意思の「共有プロセス」を支える臨床倫理サポート (2011)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 雑誌名: 人間と医療 巻: 1-1 ページ: 22-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Theoretical debates on methodologies in clinical ethics ; Top-down, bottom-up, and clinical pragmatism as a third model (2011)
  • 著者名/発表者名: Koichiro Itai
  • 雑誌名: Eubios Journal of Asian and International Bioethics 巻: 21-1 ページ: 5-8
  • 査読あり
• [学会発表] 臨床倫理コンサルタントに求められるコア・コンピテンシーとは (2011)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 学会等名: 第30回日本医学哲学・倫理学会大会
  • 発表場所: 東京大学
  • 年月日: 2011-11-05
• [学会発表] 「非公式のカリキュラム」と「隠れたカリキュラム」の影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 学会等名: 第43回日本医学教育学会大会
  • 発表場所: 広島国際会議場
  • 年月日: 2011-07-22
• [学会発表] ACPとしての事前指示:患者意思の「共有プロセス」を支える臨床倫理サポート (2010)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 学会等名: 第22回日本生命倫理学会年次大会
  • 発表場所: 藤田保健衛生大学
  • 年月日: 2010-11-20
• [学会発表] いかにして患者の意思を「推定」するのか:事前指示と「解釈プロセス」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 学会等名: 第28回日本医学哲学・倫理学会大会
  • 発表場所: 滋賀医科大学
  • 年月日: 2009-11-01
• [図書] 安楽死問題と臨床倫理、「臨床倫理サポートとは」 (2009)
  • 著者名/発表者名: 板井孝一郎
  • 総ページ数: 152
  • 出版者: 青海社