研究課題
基盤研究(C)
本研究は2型糖尿病克服の鍵分子であるアディポネクチンの発現促進物質の探索を目的として行い、ノビレチン、ノルリケキサントンなどいくつかの物質がアディポネクチンのmRNA発現と細胞外への分泌を促進することを見出した。これらの化合物は抗糖尿病剤チアゾリジン化合物とは異なる作用機序によりアディポネクチンの発現促進作用を発揮することが示唆された。これらの知見は、我々が本研究で見出したアディポネクチン発現促進物質が2型糖尿病を治療し、あるいは予防する可能性を持っていることを示すものを考えられた。
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