研究概要 |
内因性AGEが引き起こす組織リモデリング病態の発症機序を解明する目的で,内因性AGEをプローブに用いたプロテインアレイ解析を行った。その結果,内因性AGEに対して高親和性を示す複数の生体内微量因子を見出し,これらが炎症病巣局所でクラスターを形成していることが示唆された。また,組換え型の内因性AGEおよび受容体(RAGE)を用いた試験管内結合アッセイの確立ならびにNF-κB活性化や炎症性サイトカイン産生能を指標にした細胞アッセイの確立に成功し,内因性AGE遮断薬開発のための創薬プラットフォームを構築することができた。
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