研究課題
基盤研究(C)
脳に特異的に発現するニューログリカンC(NGC)は、高次神経機能に関与しているプロテオグリカン(糖鎖を持つタンパク)であり、覚せい剤による異常行動に関連した分子としても注目を集めている。NGCの細胞外ドメインは大脳皮質由来の神経細胞の突起伸長活性をもつが、突起伸長に関連した分子としてプレイオトロフィン(PTN)をNGC結合タンパクとして同定することができた。一方、NGCノックアウトマウス(NGC-KOマウス)に覚せい剤・向精神薬を投与し行動解析を行ったところ、NGC-KOマウスは多動性症候群のモデル動物となる可能性が高いことが示唆された。現在、多動性症候群の発症機構を解明するため脳タンパクの解析を行っている。
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Neurochem. Res
巻: 35 ページ: 1131-1137