研究課題/領域番号 |
21590639
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 財団法人東京都医学総合研究所 (2011) 財団法人東京都医学研究機構 (2009-2010) |
研究代表者 |
川喜田 正夫 財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野, 研究員 (00012740)
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連携研究者 |
平松 恭子 財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野, 主任研究員 (80181189)
高橋 慶一 財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野,がん・感染症センター東京都立駒込病院外科, 客員研究員,部長 (60443115)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 尿検査 / 腫瘍マーカー / ポリアミン / ジアセチルスペルミン / 大腸がん / イムノクロマトグラフィー / 早期がん |
研究概要 |
がん患者の尿中ではジアセチルスペルミン排泄量が増加する。本研究では、ジアセチルスペルミンが比較的早期の癌に対して高い検出感度を示すことに着目し、健康診断受診者を対象としてジアセチルスペルミンの測定を行い、健常者レベルの詳細な検討に基づいて信頼性の高いカットオフ値を設定したほか、異常高値者の中に癌保有者が見いだされることを明らかにした。さらに、在宅検査による患者の早期掘り起こしを可能にするため、イムノクロマトグラフィーによる簡便測定法の開発を進めた。一方、癌組織中で、正常組織では検出されないジアセチルスペルミンが極めて早期の段階から上昇することを見いだした。この発見は、早期癌検出の新しい方法を提供するとともに、早期癌における尿中ジアセチルスペルミン上昇の原因解明のための手がかりを与えるものである。
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