研究課題/領域番号 |
21590650
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
山本 正治 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (40018693)
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研究分担者 |
遠藤 和男 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60176790)
斎藤 トシ子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (40339958)
土屋 康雄 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60334679)
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キーワード | 胆嚢がん / 症例-対照研究 / 環境要因 / 遺伝要因 / 国際情報交換 / ボリビア |
研究概要 |
平成23年度の計画は、質問書から得られたデータと遺伝子多型の分析結果を連動させ、統計解析することであった。 患者と対照者からの質問書及び血液試料の採取は平成22年度中に終了する予定であったが、23年度末までに目標とした試料数を集めることができなかった。質問書の回収と血液試料の採取はボリビアの研究者に委託して行ったが、研究期間内で採取できたものは、患者から10例、対照者から2例であり、その他に患者のパラフィンブロック標本50例を得ることができた。 平成24年2月に海外研究者が勤務する病院(ボリビア日本消化器センター、ラパス)を訪問し、今後の試料採取についての打ち合わせを行い、今後も継続することで合意した。また、これまでに採取した質問書と血液試料、及び患者のパラフィンブロック標本を受け取り、日本に持ち帰った。 環境要因の分析には、少なくとも患者、対照者それぞれ50例が必要のため分析は行わず、引き続き質問書の回収をお願いすることとした。対照者は、同病院に勤務する職員とし、平成24年末までに100名からの質問書の回収を行う予定である。遺伝子多型の分析も、患者、対照者数が少なかったことから分析は行わず、患者、対照者からの血液試料の採取を継続するよう要請した。 このような状況下で、平成23年度には得られた試料で解析が可能であった遺伝子変異の分析を行った。パラフィンブロック標本を用いて、p53、K-ras遺伝子変異の検索を行った。現在までに約20例の分析が終了しており、50例の分析が終了した時点で、ボリビアにおける胆嚢がんの発がん要因(内因性/外因性)を明らかにする予定である。
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