研究課題
本年度のインフォームドコンセントが得られた160人の男性従業員(20~60歳)に対し自記式質問紙法を用いて調査を行った。調査内容は年齢、身長、職種、喫煙・飲酒・栄養バランスなどの生活習慣状況、既往歴、現病歴、投薬状況、家族病歴等であった。ライフスタイルは森本の八つの健康習慣指数(HPI)を用いて評価した。対象者のうち、良好なライフスタイルを有する者は32人(20.0%)、ライフスタイル中庸の者は87人(54.4%)、ライフスタイル不良の者は41人(25.6%)であった。ライフスタイルの詳細な内容について以下の通りである。喫煙者46人(28.7%)、平均喫煙本数17.8±6.4(標準偏差)、平均喫煙年数25.1±11.9(標準偏差)。(2)ほぼ毎日飲酒している者39人(24.4%)。(3)ほとんど運動しない人者71人(44.4%)。(4)睡眠時間7時間未満の者28人(17.5%)。(5)一日9時間以上の勤務者45人(28.1%)。(6)ストレス多いと感じている者42人(42.0%)。(7)6ヶ月前と比較して、体調がよくなったと回答した者13人(8%)、悪くなったと回答した者18人(11.2%)。各被験者より10mlの血液を採集し、白血球計数(cells/μL)を行った。結果、白血球(WBC)は6029.6±1587.6、好塩基球(Basophils)は37.1±24.6、好酸球(Eosinophils)は183.5±135.5、好中球(Neutrophils)は3484.7±1303.2、リンパ球(Lymphocyte)は1983.6±620.3、単球(Monocyte)は340.6±127.4(平均値±標準偏差)であった。コメットアッセイ(comet assay)法でBaseline DNA損傷量とDNA損傷修復能の測定した結果、%DNA in tailの平均値は1.53±1.07(標準偏差)、10分間の平均DNA損傷修復率は約83%であった。現在、DNA損傷量と修復力、健康習慣及び白血球サブセット間の関連性を解析中である。
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