研究課題
基盤研究(C)
寝室や居間など比較的湿度の低い場所に繁殖する好乾性真菌(カビ)、アスペルギルスがアトピー性皮膚炎を悪化させるかマウスを用いて調べた。アスペルギルスの抽出物がアトピー性皮膚炎発症部位に接触しても影響はごくわずかだったが、皮下に侵入し、真皮層にまで到達すると病態が悪化した。また、6ヶ月間、アスペルギルスの抽出物を吸入したマウスは、吸入していないマウスに比べ症状や病態が悪化した。本研究の結果から、アスペルギルスがアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性が示唆された。
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