研究課題
本研究は以下の3点を目的とする。1)長寿者において日常生活動作と既往歴がどのように関連しているかを探る。2)レジリエンス(Resilience)のある百寿者(15年以上、加齢に伴う疾患に罹患しながら生き延びている者)について、既往歴と日常生活活動(ADL)における自立度を調査する。3)日常生活動作と既往歴を3つの地域(沖縄、ハワイ、米国本土)において、同一の定義と調査手法を用いて比較する。平成22年度の研究費では、以下の成果を得た:1)地方自治体、地方公共団体、老人介護施設代表らとのミーティングにおいて研究原案を説明し、住民台帳閲覧許可について協力と理解を得ることができ、調査を行った。2)学会発表: Okinawa Centenarian Study (OCS)の新しいデータと古いデータの再考察を行い、Gerontological Society of America (GSA)を含め7つの学会で中期段階研究報告を実施した。3)3つの研究グループにおける研究協力の推進:昨年度3つの研究グループ(OCS+PHRI+NECS)の間で会議が行われた。会議は上記の学会(GSA)の開催地である米国ニューオリンズ州で行われた。4)論文作成:本研究の中期段階調査として、超高齢者における要介護状態、罹病率や健康障害が増加している現状について、まとめた論文を作成した。OCSとHHPの健康長寿に対する本の1章を作成し、超高齢者の障害の度合いを測定する方法を研究者同士で確認し合い、より良い測定方法をまとめた論文を作成した。
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人間福祉研究
巻: 第8巻 ページ: 1-21
Curr Gerontol Geriatr Res.
http://www.okicent.org/