研究課題
基盤研究(C)
本研究は百寿者(centenarians)において日常生活動作と加齢に伴う疾患がどのように関連しているかを探った。3つの地域研究 : 沖縄 : 沖縄百寿者研究(OCS)、ホノルル心臓プログラム(HHP)、米国本土 : ニューイングランド百寿者研究(NECS)を比較した。以下の成果を得た。1) 百寿者全体の約3分の1が生存者(85歳以前に加齢に伴う疾患に罹患した百寿者)に分類された。ハワイコホートでは男性で若年発症の糖尿病と高血圧の罹患率が高くそれが生存者に分類される主な要因であった。2) ADLの低下は歩行と聴力がいずれの群でも共通して高度であり、食事摂取がもっとも保たれた項目であった。3) 性差に関しては、母数は少ないながらも超高齢者の群では男性の方がADLを保っていた。4) 加齢に伴う疾患に関しては認知症、脳血管疾患、白内障の順にADL低下に関与していた。
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Asian J Gerontol Geriatr
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www.okicent.org