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2010 年度 実績報告書

トリプルネガティブ乳癌の危険因子の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21590726
研究機関宮城県立がんセンター(研究所)

研究代表者

西野 善一  宮城県立がんセンター(研究所), 疫学部, 上席主任研究員 (70302099)

キーワード癌 / 疫学 / 危険因子 / 乳癌
研究概要

本研究は、わが国の女性のがんで罹患数が最も多く、かつ年齢調整罹患率が増加傾向にあると推定される乳がんのサブタイプのうち、estrogen receptor (ER)、progesterone receptor (PR)、human epidermal growth factor receptor 2 (HER2)がいずれも-で内分泌治療やトラスツズマブに対して抵抗性を示してER+のluminal typeと比べ予後が不良であり一次予防による罹患減少が特に重要な対策と考えられるtriple-negative cancerについて、その危険因子の特徴を症例対照研究の手法を用いて明らかにしようとするものである。乳がん症例および対照はいずれも宮城県立がんセンターの入院患者から選定する。本年度は昨年度に引き続き症例および対照についてのデータ収集を実施した。具体的には、乳がん症例および対照を含む初回入院患者に対して入院の10-15日前にあたる入院予約の際に質問票を配布し、記入された後入院時に看護師が回収を行う方法で、研究対象者のがんをはじめとする疾患の既往歴および家族歴、職歴、喫煙、飲酒、40項目からなる食物摂取頻度調査票に基づき評価された食事摂取状況といった生活習慣、生殖歴、体格、検診受診歴等に関する情報を得るとともに、乳がん症例については院内がん登録データとのレコードリンケージにより発見契機、診断根拠、組織診断、進行度等の情報を入手した。さらに、対照における当該入院時の主病名を調査するとともに、手術症例については病理報告書から免疫組織学的染色によるER、PR、HER2発現の解析結果を抽出して、上記の情報をあわせた解析用データベースの作成を実施した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 母乳の授受と子宮体がんリスク2011

    • 著者名/発表者名
      西野善一
    • 学会等名
      第21回日本疫学会学術総会
    • 発表場所
      かでる2.7(札幌市)
    • 年月日
      2011-01-21

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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