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2010 年度 実績報告書

腎臓におけるアンチエイジング:メカニズムの解明と統合的治療ストラテジーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 21590780
研究機関川崎医科大学

研究代表者

冨田 奈留也  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (70314432)

研究分担者 柏原 直樹  川崎医科大学, 医学部, 教授 (10233701)
キーワード加齢 / 腎臓 / 虚血 / ミトコンドリア
研究概要

老化に伴う腎機能低下のメカニズムを明らかにすることが本課題の主題である。若年のラット(2カ月齢)および10カ月齢のラットのサンプルは既に取り終えてあり、ほぼ解析も終了している。ようやく20カ月齢のラットのサンプルがそろい始め、解析を進行中であり、まだ本年度中に終了できなかった。DNAアレイの結果は一応でそろい、その結果を2ヶ月及び10カ月齢のラットの組織サンプルと併せて解析し、標的遺伝子を絞りこみ、その発現について再度検討を始めたところである。また、当初予想していた遺伝子以外にも着目せざるを得ない状況となり、20カ月齢のラットのサンプルを実際に処理してみないと何とも言えない面白い知見もえられた。いずれにせよサンプルはほぼそろい、免疫染色(Masson染色、III型Collagen染色、pimonidazole染色、Rat endothelial cell antigen染色、isolectin B4染色、など)も開始し、一部は終了までこぎつけた。Pimonidazoleは低酸素部位集積物質であり組織虚血の程度を評価する。毛細血管網はRat endothelial cell antigen抗体およびisolectin B4により血管内皮を同定・染色して評価する。老齢ラット(20カ月齢)の腎臓におけるmitochondria DNA障害、腎機能低下、形態異常についても検討を始めることができ、こちらの検討も一部ではあるが終了している。
本年度はサンプルもそろい、計画通りの進行であったと思われる。ただし、思わぬ発見もあり、今後の仕事量が増加することが予想されるが、期限中の完遂も考慮し、本年度の結果を再度検討したうえで次年度は要領よく解析を進めていく必要があると思われる。

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公開日: 2012-07-19  

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