研究課題
基盤研究(C)
腸管上皮恒常性維持にはWnt・Notchシグナルが重要である。本研究ではこの両シグナル間クロストーク機構を解析した。癌細胞株の解析で、Notch下流で機能する転写因子Hath1がWntシグナル依存性蛋白分解をうけることを示した。また本機構が癌細胞における抗癌剤耐性獲得や癌細胞分化度に関わる可能性を示した。一方非癌組織でのWnt/Notchシグナル解析のため、正常大腸上皮の培養技術を確立した。本法では、Lgr5陽性幹細胞を長期間維持可能となり、かつ移植によりレシピエントの傷害大腸上皮を修復可能であった。本成果は大腸癌と大腸上皮再生研究に重要な意義を有すると考える。
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