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2009 年度 実績報告書

腸管アルカリフォスファターゼが炎症性腸疾患の粘膜防御機構に果たす役割

研究課題

研究課題/領域番号 21590808
研究機関浜松医科大学

研究代表者

杉本 健  浜松医科大学, 医学部, 助教 (20529507)

キーワード炎症性腸疾患 / 腸管アルカリフォスファターゼ / 粘膜防御機構
研究概要

腸管粘膜のバリア機構を増強し、炎症反応制御に深く関与している腸管アルカリフォスファターゼが炎症性腸疾患の粘膜防御機構に果たす役割を評価する。具体的にはnon-microbial-mediated gene-delivery systemを用いて、マウス実験腸炎モデルの大腸粘膜にIAPを強制発現させたり、あるいはIAPに対するshRNAベクターを使用することによりIAPを抑制させたりすることによって、IAPが腸管のバリアのintegrityを変化させ粘膜防御機構に関与すると仮説し探索を行う。平成21年度はマウス実験腸炎モデルの大腸粘膜におけるIAPの発現レベルをmRNAレベル、タンパクレベルで解析した。マウス実験モデルとしては、申請者がこれまでに解析経験のある、クローン病類似のTh1優位の病変を有するマウスTNBS腸炎モデルを使用した。TNBS腸炎モデルについては8週齢の雄性C57BL/6マウスを用い、内直径1mmのゾンデをマウスの肛門に約4cm挿入し、50%エタノールに溶解した2,4,6-trinitrobenzenesulfonic acidを100μL注入し腸炎を惹起させた。コントロール群には50%エタノールに溶解したPBSを100μL注入した。TNBSあるいはPBS投与後7日目にマウスをsacrificeし、大腸粘膜からmRNAおよびタンパクを抽出し現在IAP発現レベルを測定しており、腸炎によるIAP発現レベルの変化を検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Curcumin has bright prospects for the treatment of inflammatory bowel disease2009

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Hanai, Ken Sugimoto
    • 雑誌名

      Current Pharmaceutical Design 15

      ページ: 2087-2094

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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