研究課題
基盤研究(C)
本研究では、粘膜下に存在する抗原提示細胞が発現するFcγRやFcRnが抗原・IgG複合体の取り込みから抗原提示機能にどのように関わっているのかを検討した。その結果、抗原・IgG複合体は樹上細胞表面でFcγRを介して取り込まれ、エンドソームで離散、FcRnと結合すること、また、FcRnを欠損させることにより抗原提示能が低下する可能性を見出すことができた。これらの研究により、病原微生物に対する宿主の応答機構や粘膜免疫応答に対して、FcRnによるIgG、抗原・IgG複合体輸送、粘膜下の抗原提示細胞に発現するFcγRが大きく関わっている可能性を示すことができた。
すべて 2012 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (6件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
Mucosal Immunol
巻: 5(1) ページ: 87-98
Biochem Biophys Res Commun
巻: 395(2) ページ: 238-43
Clin Exp Immunol
巻: 162(2) ページ: 315-24
J Clin Immunol
巻: 30(6) ページ: 777-89
Semin Immunopathol
巻: 31(2) ページ: 223-36
Gastroenterology
巻: 137(5) ページ: 1746-56
http://www.med.kobe-u.ac.jp/gi/index.htm