研究課題/領域番号 |
21590857
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 一幸 岩手医科大学, 医学部, 教授 (00137499)
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研究分担者 |
佐原 圭 岩手医科大学, 医学部, 助教 (40405816)
滝川 康裕 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (50254751)
宮坂 昭生 岩手医科大学, 医学部, 助教 (80382597)
王 挺 岩手医科大学, 医学部, 助教 (70416171)
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キーワード | 肝炎ウイルス / 細胞・組織 / 薬剤反応 / シグナル伝達 / インターフェロン |
研究概要 |
1. 基礎的検討 ヒト肝癌細胞株HepG2およびマウス海馬由来細胞株HT22を用いてインターフェロン受容体(IFNR1、およびIFNR2)の発現をRT-PCRにより確認した。また、Western blot解析では、いずれの細胞においてもIFNAR1 (60kDa)やIFNGR1 (85kDa)が検出された。さらに、IFNα添加によってMAPKリン酸化の変化が両細胞で観察された。特にHepG2細胞では、30分経過の時点でMAPKリン酸化の増加が統計学的に有意だった(p=0.009)。一方、HT22細胞では、0分時点に比べて、MAPKリン酸化が60分経過の時点で有意に減少することが認められた。 2. 臨床的検討 本研究の同意が得られたC型慢性肝炎・肝硬変患者6例(男性3名、女性3名、平均年齢60.8歳)についてインターフェロン(IFN)を中心とした抗ウイルス療法(IFNα単独1例、IFNα2b1例、PEG-IFNα2b+リバビリン併用4例)を施行中である。これらの例について施行前および投与後8週目にPETによる脳内ブドウ糖代謝率を測定した。また、同時に血液生化学検査を施行した。結果として、6例中5例に前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉におけるブドウ糖代謝率の低下傾向を認めた。また、SDS(うつ志向の評価)ではスコアの悪化が認められた。引き続きこれらの症例を経過観察中である。
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